毎年、中秋の名月を見てきたが、これまで見てきたさまざまの月の中でも、今日の月は格別だというのだ。しみじみとし …
筍や禅なるかな俳なるかな『太陽の門』
一晩で一メートル以上伸びることもある、驚異的な成長力を持つ筍。そこに作者は禅の大悟を見出した。 この句を特 …
死神の我をうかがふ朝寝かな『太陽の門』
「死神」というとき、死は外からやってくるものである。一方、死に際して、「朝寝」というとき、死は豊かな生と一続 …
咲きみちて花におぼるる桜かな『太陽の門』
難しい言葉は使われていないのに、分かりにくい句だ。 前書きに「吉野山」とあるので、満開の吉野山は想像できる …