住吉の松は、大阪市住吉一帯の松林。作者は、『海の細道』の旅のはじめに大阪市・住吉大社へお参りした。住吉大社に …
鶯や主三百年の留守『海の細道』
元禄四年(一六九一)四月十八日から五月四日まで十七日間、芭蕉は京都嵯峨にある去来の別荘落柿舎に滞在し『嵯峨日 …
鮒ずしといふ湖に残る雪『海の細道』
鮒ずしは、近江地方の名産品。日本古来の代表的ななれずし(発酵食品)である。春、琵琶湖で捕った子持鮒を夏まで塩 …
冬の月さし入る舟に涅槃かな『海の細道』
『海の細道』は芭蕉が夢見た西国への道を辿った紀行。この句は第一章中「芭蕉の夢」の後の「杜甫の舟」の最後に出て …